トウシューズは、バレリーナの憧れ・・・
お姉さんたちがトウシューズで踊っていると、小さなバレリーナさんたちの目は釘付けになります。
しかし、トウシューズが許可され、いざ履いてみると、トウシューズで踊ることは、バレエシューズの何倍も大変なことが、初めてわかります。
現在feelballetでは、トウシューズを履く時期を次のように定めています。
「バレエの基礎の技術がある一定のレベルに達し、筋肉、骨の成長から見ても、履いても良いと先生が判断した時期。」
具体的には、バレエのレッスン回数、年数、基礎の習得レベルなども考えたり、足部や体幹トレーニングをした時しっかりしているかもみていきます。
女の子は、生理が始まる辺りの年齢で、骨が強くなると言われていますので、その辺りも考慮しています。
例外として、満たさなくても許可する時があります。しかし、それはトウシューズの訓練によってわざと負荷をかけ、筋肉と骨の強さを補充する目的の時です。訓練は少しずつ進めます。
上の画像から、成長と共に、骨と骨のすき間が少なくなっていくのがわかります。また、土踏まずが形成されていくのも見えます。
全身の骨と筋肉の準備ができていない時に、トウシューズを履き、全体重を足部にかけるということは、人により外反母趾、足首の変形、О脚等の発症などが考えられます。
踊りも、スポーツも変形や故障を起こさず上達し、長く楽しむには、成長期の”頑丈な土台作り”が、非常に重要です。
スマホ、ゲーム、感染症の流行等、室内で過ごすこと多くなっている近年ですが、
適度に日光を浴び運動し、よく噛んで食べて、良く寝て、骨密度の高い丈夫な骨と、弾力性のある筋肉を目指しましょう。
トウシューズに向けて、急がず、身体を作りましょうね。
その積み重ねは、踊りを生き生きとした魅力あふれるものにしてくれると同時に、一生健康な足でいられるご褒美も運んでくれます。