ごめんね。カミキリムシのおはなし

スタジオの玄関に、沢山鉢植えを置いている。

ある日、小学校低学年の生徒が、「カミキリムシいたよ。」と言う。

「え?あの触角の長いの?」と、私。

「うん。大好き」と、生徒。

「ごめん、先生、葉っぱごと取っちゃって、その辺においたよ。いなかった?」

「うん。いなかった。」

葉っぱが虫食いだらけになって、葉っぱが可愛そうで、どけた私。
あ~あ。ごめんね。

お迎えの保護者の方も、どうやらカミキリムシに会うのを1週間楽しみにされていたそう。

本当にごめんなさい、皆さん&カミキリ君・・・。

テントウ虫がいたらしくて、みんなでワイワイ盛り上がる。
ちょっとホッ。

植物を取るか、昆虫を取るか、悩むなあ・・・。

                   Seri


photo by Yukimi Sakashita

小原麻里先生の夏の舞台

feelballetのOGで、コンテンポラリーダンスの指導もしていただいた小原麻里先生の夏の舞台のお知らせです。

舞台芸術活動は、まだまだ制限がある状況にもかかわらず、多くの努力を積み重ねておられます。
バレエ、コンテンポラリーダンス、ピラティス etc.
そして、英語、ドイツ語も堪能

ご都合が合う方は、是非ご覧ください。
アーカイブ配信もあるかもとのこと、楽しみです。


©shotasphotography

麻里先生のバレエの公演はこちら

<今週は、コンディショニングのチェック>

feelballetでは、およそ毎月、コンディショニングチェックをします。
コアの筋肉が使えているか?肩甲骨あたりや、骨盤あたりはどうか?太ももや足首は?
生徒には、「自分でやる無料の美容整形」「理科の実験」と言っています^m^

もちろん、生きてきた年数分の使い癖、動き方の癖、遺伝的要素などありますので、魔法のように、あっという間に完璧!とはいきませんが、それでも、かなり効果があります。たとえ、1回でも。見た目が変わるので、本人が納得します。

また、柔軟方法も、昔と現代のそれとは、かなり違います。

私の子供時代は、まだまだ根性で頑張るのを良しとされていたので、柔軟したつもりが、反動で固くなっていくことも多々ありました。

今は、いろいろ科学的にも理にかなっている方法が取られるようになり、今、バレエやスポーツを学ぶ子供は恵まれているなあって思います。

コンディショニングは、小学1年生から、少しずつ取り入れています。取り入れるの早すぎるかな、理解できるかなって思いましたが、私の心配をよそに、覚えるの早いです^^
初めは、「変化がわからない。感じられない。」って頭をひねっていた小学生も、回数を重ねるごとに、自分の体の微細な感覚に気づきだしているようです。

算数のテストみたいに、答えが出ない。
0か100かじゃないから、わかりにくい。
「なんとなく、そうかも。」で、いいんです!
だって、生身の人間ですから^0^

photo by Yukimi Sakashita

<今期、残り二回>

小学生の皆さんにも楽しんでいただいているコンディショニングチェック。
2月はこれから行います。

feelballetが、大切にしているコンディショニング。
なぜなら、筋肉のバランスの良い、美しい体を作ることは、バレエ技術習得、けが予防に大変重要な部分だからです。
コアの筋肉を使い、細い筋肉を作りましょう。
頭の位置は、バランスの鍵。
顔が下を向いていては得られませんので、スマホ時代の今は特に気を付けて行きたいところです。
下を向いていると、背中と肩が丸まり、背中や、二の腕に年齢の早いうちから肉がついていくように感じます。

また、土踏まずも大切なポイント。
大人基礎クラスのの方たちは、土踏まずがしっかり形成されている方が多く、体全体を引き上げて立つ筋力があります。

一生の土台は子供時代に。
「体を使った遊び&栄養ある食事」という、日々の生活が大切です。
来月は、学期末のバンドテストもありますよ。


photo by Yukimi Sakashita

 

 

<ローザンヌバレエコンクール予選から見えた体のこと>

15歳~16歳のコンテンポラリーダンスの予選生中継を見ました。
美と、音楽性を兼ね備えたダンサーが沢山出場していました。

ここからは、フェルデンクライスメソッド・プラクティショナー、筋膜リリース施術者のSeriとしてお話させていただきます・・・^^ 

舞台上、明るい背景の前に立つ黒レオタードだけダンサー。
体のラインを隠すことはできない厳しい衣裳です。
肋骨の左右の形や、脚の形がはっきりと見えました。
時折、肋骨のゆがみ、曲がった脚、肩甲骨のゆがみを持つダンサーも。

この事実から、想像してみます。
16歳にして左右の形が違う肋骨をしているということは、先天的なものを除いて考えると、もしかしたら右脚を上げることが多いとか、右回転の練習が多いなど、左右の練習量が違うのかもしれません。得意な方ばかり練習とか。
特にクラシックバリエーションの練習が多いダンサーは、身体はどちらかに歪んでいきやすいと私は思います。片側だけの練習になるので。
(両方向、練習することで予防できるでしょう)

コンテンポラリーダンスは、客席に向かってパラレルで立つ(6番ポジション)ことが多いので、脚のラインはクラシックバレエ以上にごまかせないところがあります。
まっすぐな脚のダンサーは非常に美しかった。
しかし、中には、膝が内側に向いたり、О脚のダンサーも。
もちろん先天的なものあると思いますが、日常生活はじめ、練習過程で等、もろもろの理由から起こりえると思います。
毎日、朝から晩まで、練習量の半端ない、プロを目指すダンサーたちは、特にケアも本気で取り組まないといけないと感じました。
若く、美しい、そして最高に豊かな才能をつぶささないように・・・
また、一人の人間として、引退後も健康で、ハッピーでいられるように!
(私自身痛感しています^^;)

振付の最後に、後ろ向きから振り向く動作がありました。
肋骨にゆがみのないダンサーは美しい背骨のらせんが見えました。
しかし、左右差があるダンサーは、滑らかにねじれず、やや体全体で振り向く様が見えました。
空間における、ダンサーの体が描くラインの違い。
作品のクオリティ、振付家の意図の伝わり方が全く違ってきます。

feelballetの生徒はわかると思います。
日々日々そのことを考えているから。(先生がうるさい^^;)
マイペースで頑張っていこうね!

ローザンヌバレエコンクール
3日目午前

3日目午後

4日目午前

4日目午後

5日目(予選)

5日目(予選)