2002年にバレエ教室を開校した。
当時は、「feelballet」ではなく、
「みんなのバレエ教室」という教室名。
小さかった生徒たちには、ピッタリの名前だった。
今、一期のメンバー達ほとんどが、
大人になった。
今秋、大学決定した〇ちゃん達は、2歳からレッスンしていた。
大学、
専門学校、
バレエ留学、
就職、
結婚、
出産、
本当に、早い。
感動。
それぞれ、みんなに、おめでとう。
2002年にバレエ教室を開校した。
当時は、「feelballet」ではなく、
「みんなのバレエ教室」という教室名。
小さかった生徒たちには、ピッタリの名前だった。
今、一期のメンバー達ほとんどが、
大人になった。
今秋、大学決定した〇ちゃん達は、2歳からレッスンしていた。
大学、
専門学校、
バレエ留学、
就職、
結婚、
出産、
本当に、早い。
感動。
それぞれ、みんなに、おめでとう。
帯津良一さんの本、「一分間健康法」
(ワニブックス出版・2014年12月25日初版・2016年4月10日6版発行)
以前、読んでいたのを、再読しました。
「道化師」のところが、ずっと、気になっていたからです。
154ページに、<死ぬまで自分でありつづける>
という見出しがあります。
feelballetが、どうありたいか・・・
ここに、今私が考えることが書いてあるような気がしています。
以下、本書より転載させていただきます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
日記にかぎらず文章を書くということは治癒力を引き出してくれるらしい。ここに一冊の本があります。「がんに効く生活」(ダヴィッド・S・シュレベール著・NHK出版・2009年)
著者のシュレベールはアメリカの精神科医。脳腫瘍に冒され手術を受け再発に見舞われた後、総合医学を駆使して見事に生還された経験からの提言です。要するにいかにして、この病を克服するかについてのさまざまな方法が列挙されていて、そのなかに本を書くことの効果が詳しく述べられています。
何年か科学治療を受け続けたあげくに再発に見舞われ、もうどうしていいかわからなくなり、自分の命が指のあいだからこぼれ落ちているように感じていた矢先に、マイケル・ラーナーに出会います。
彼はカリフォルニアにあるがん専門のコモンウィル・センターの創始者で心理療法士。もう20年くらい前に川越の私の病院にも現れたことがあります。映画用のカメラを下げてのインタビューでしたが、内容については全く憶えていません。ただ、じつにさわやかな人柄が印象に残っています。
マイケルはシュベールに、うまくいかないことばかり考える代わりに、自分にもっとも充足感を与えられるものは何かを考えさせたという。シュベールはためらいつつもいつも自分が胸に温め続けてきた計画に気づく。それはこれまでの科学者としての経験を本にすることだった。しかし、不安はある。これまでシュレベールは本など書いたことがないのです。
ところが「ダヴィッド、君の人生で何をすべきかわからないけど、その本だけは絶対書くべきだよ」とマイケルがそっと背中を押してくれたのでした。シュレベールは最初の本を書くことによって、自分の道を発見することができて、再発を乗り越えたのです。
私自身も作家でもないのによく原稿を書いています。短いのから長いのまで、まあじつによく原稿依頼が舞い込んできます。ありがたいことです。書き始めはいつも億劫なのですが、折り返し地点を過ぎるころになると心がときめいてくるのです。
締め切りが近づくにつれ、このときめきは弥が上にも膨らんできます。締め切りといえばすぐ思い出すのは「癌とたわむれて」(アナトール・ブロイヤード著・晶文社・1995年)です。アナトール・ブロイヤードはニューヨークの文芸評論家。
前立腺がんの骨転移を告知されたとたんにときめきます。わが人生にも締め切りが設けられた。もはや一日一日がさりげないものではなくなった。危機の気配が漲ったというのです。
ときめいて、よし!一戦交えてやろうと傍らを見ると、主治医がいかにも頼りなく見えるのです。がんのような手強い相手と戦うのにこれでは心細いということで、まずは主治医の交代を申し入れます。本当にそうですね。
医療は戦いの最前線です。医師と患者は戦友の関係にあります。心を一つにして乾坤一擲を賭す関係ではありませんか。互いに一目も二目も置くことができて初めて戦友ではありませんか。
また、入院生活を送るなかで、病棟の回診がなぜ医者と看護師だけなのだろうと訝しみます。占い師と道化師と詩人がいっしょに回診してくれたらと渇望するのです。なんともいえないいい組み合わせですね。
そもそも医療とは治しと癒しの統合の上に成り立っています。医師と看護師だけだって治しと癒しの統合ができるはずなのに現実にはハードルに高いものがあるのでしょう。そこで占い師と道化師と詩人に力を借りようというのです。
そして、次のようなひとりごとが自ら出てきます。
「病気であること、死にゆくこと。これは主としてかなりの程度まで、スタイルの問題だ。わたしは、病気の人たちーそして人間みないつかは病気になるーに次のことをいいたい。病気になり死に瀕したからといって、自分のなじんできた世界の終わりではない。自分自身でありつづけることはできる」
医療とは人間の尊厳を保ちつづけることをサポートするものだと思うようになりました。
・・・・・・・・・・・・・・・
以上
私は、バレエにたずさわる者として、
今後の日本の医療、老人社会、のことを考えます。
feelballetは、こころ癒すことのできる踊り、
そして、こころ優しい生徒たちを
育てたいと思います。
バレエの美しさは、こころを癒すことができると思うのです。
本、ご興味のある方は、ご一読ください。
ボランティア公演プログラムが決まりました。
年末のお忙しい時期ですけれど、
皆様、覗きにいらしてください。
ビデオ、写真撮影はご遠慮ください。
プログラムには載っていませんが、
わたしも、一曲踊ろうと思っています。
<クリスマス・ボランティア公演>
2017年12月22日(金)
16:00開演
三菱京都病院一階ロビー
~公演プログラム(順番は予定)~
第1部
◎ナポリの踊り・・・バレエ作品「白鳥の湖」より
ジークフリート王子の花嫁を決める大切な宴に、いろんな国から踊り手が招かれました。
スピード感あふれる、華やかな踊りです。
Mちゃん、Aちゃん、Kちゃん、Yちゃん、Sちゃん
◎ジャンヌの踊り・・・バレエ作品「パリの炎」より
フランス革命で、ジャンヌは、義勇軍となって戦い、勝利を収めました。
Rちゃん
◎スワニルダの踊り・・・バレエ作品「コッペリア」より
村娘スワニルダがようやく大好きなフランツと結婚できました。嬉しそうに踊りを披露します。
Hちゃん
◎戦いの踊り・・・バレエ「コッペリア」より
スワニルダの結婚式のお祝いに、いろんな踊りが披露されます。この踊りは、その中のひとつです。
Sちゃん
◎赤とんぼ・・・ 山田耕筰/作曲、ジェームズ・ゴールウェイ/フルート
有名な日本の名曲を、今回の舞台が、初舞台の小学校1年生の二人が踊ります。
Mちゃん、 Rちゃん
◎浜辺の歌・・・ 成田為三/作曲、ジェームズ・ゴールウェイ/フルート
しっとりとした、日本の浜辺の情景をお届けいたします。
Aちゃん、Eちゃん、Hちゃん
第2部
◎仲良し・・・クライスラー作曲、「シンコペーション」より
昨年、発表会で踊った曲です。みんなのお気に入りです。
Mちゃん、Aちゃん、Kちゃん、Yちゃん、Sちゃん
◎トルコ行進曲・・・映画ジム・キャリー主演「トゥルーマンショー」より
速くて難しい振付を、小学校1年生から3年生で踊ります。初舞台の子もいます。
Nくん、Aちゃん、Kちゃん、Aちゃん、Mちゃん、Yちゃん
(
◎シンギンインザレイン・・・映画「雨に唄えば」より
雨の日だって、元気いっぱい。ポップな衣装で踊ります。
Sちゃん、Rちゃん、Hちゃん
◎マイハートウィルゴーオン・・・映画「タイタニック」より
(
)
セリーヌ・ディオンの歌に合わせ、愛する心を表現しました。
Aちゃん、Eちゃん、Hちゃん
12月、「MR.GAGA」の映画が、京都シネマで公開される。
私は、数年前、鞍掛綾子先生(a-core-dance arts studio) のGAGAのレッスンに出会った。
GAGAというのは、オハッド・ナハリンが編み出したダンスメソッドのこと。
GAGAに惹かれ、綾子先生にfeelballetでのレッスンをお願いした。
実は、その頃、思春期の子供たち対象には、
レッスンされていなかった。(今はどうなのか知らない。)
思春期は微妙なお年頃、
自分を解放するのが難しいということが理由らしかった。
綾子先生が、イスラエルのオハッド・ナハリンに電話をして、
レッスン許可をとってくださった。
「GO!AYAKO!」
だから、feelballetの生徒は、世界初、思春期のGAGA体験者なのだ。
オハッド・ナハリンのお母様は、フェルデンクライス・メソッドの先生。
小さなころから、ATMをして
身体の使い方、学ばれていたそうです。
幼児のこどもたちは
独特の世界を持っている。
まだ、世の中に出てきたばかりで、
社会の常識を与える、
おかあさん、おとうさんからの影響も
それほど受けていなくて、
そのまんまその子である。
それは、だんだん影をひそめていくのだろうが、
その子の一生変わらない部分だろう。
レッスンの中で、
頭の上に両腕を上げて、丸い形を作ってから横に広げた時、
「お月さまが、溶けるように・・・」
と、〇ちゃんが、言う。
「今日は、光が当たると色が変わる靴を履いているの。」
と、△ちゃんが、言う。
思春期になって、
大人になって、
道に迷ったとき、
思い出してほしいな。
自分を生きるために。
昨日は、小1から小3までの子供たちが集まって、
ボランティア公演で踊る演目を
幼児クラスのみんなの前で踊りました。
保護者の方もたくさん来ていただいて、
予測よりいっぱいでした。
ありがとうございます!
人前で踊ることは、
とても勇気がいります。
初舞台でなくても
右も左もわからなくなったり、
頭が真っ白になったりということは、
私だってよくあります。(汗)
ボランティア公演の予行練習のつもりで行ったお披露目。
(病院での公演は、いつも場当たり無しのぶっつけ本番なのです。)
結果は・・・・
振りがどんどん速くなってしまったり、
舞台の真ん中のがどこかわからなくなったり・・・。
(たぶん、本人は気が付いてない?)
良い勉強になりましたね。
本番は、もっともっと多い人の前で踊りますよ。
お家でも、練習してくださいね。
私は、観に来てくださった保護者の皆様の包み込むような温かいまなざしにちょっとうるっときていました。
幼児の生徒たちも、一生懸命観てくれて、
すてきなクリスマスプレゼントになりました。
当日配布用の手作りのプログラムです。
12月22日(金)、三菱京都病院での
ボランティア公演、無事終了しました。
S先生はじめ、病院スタッフの皆様と、
feelballetスタッフ、保護者の皆様のお陰です。
ありがとうございました。
病院のスタッフの方々の大きな組織の連携プレーは
それはそれは頼もしく、
美しさすら感じました。
勉強になりました。
終演直後、病院の事務の方から、
予想以上にベッドのまま、車いすのまま来られた方が多くて驚きました。
(久安氏のポスターと、病院さん側の周知のお陰ですね。)
お客様からも、大人の踊りは見ごたえがあり良かった、
子供たちは一生懸命で可愛かった。
良いブログラムですね。
と、お声を頂きました。
広々とした1階ロビーには患者の皆様、
そして、2階の吹き抜けからは、白衣の先生方がぐるりと取り囲むように観てくださいました。
何とも言えない光景、空間の中、皆、よく頑張りました。
まず、私が、一番初めに踊りました。
踊りながら、大きく腕を広げた瞬間、
ちょうど、ベッドと車いすで来られた患者様の目の前でした。
愛が届きますように・・・!
と、心の中で祈りました。
自分の出番の後は、じっと舞台の裏から、
生徒たちを眺めていました。
初舞台の小1の2人は、「赤とんぼ」を
やさしく、ていねいに踊りました。
ふたりにピッタリの演目でした。
初舞台の子を含む、小学校低学年の生徒たちは、
「トルコ行進曲」を
かなり緊張しながらも、笑顔でがんばりました。
「元気をプレゼントするぞー!」という
キラキラのエネルギーいっぱいの踊りでした。
小学校高学年は、「仲良し」と「ナポリ」。
思春期でちょっぴり恥ずかしいけれど
それぞれに精いっぱいの笑顔を見せて、
女の子らしい素敵な踊りでした。
一番いっぱい練習したグループです。
とても上手になりました。
中学生は、「雨に唄えば」。
そして、それぞれのバリエーション。
難しいテクニックに拍手いっぱいもらえましたね。
段々、お姉さんの踊りになってきました。
高校生以上の生徒たちは、
「浜辺の歌」、
そして、
「My heart will go on」。
3人がしなやかに曲線を描き、
女性らしく、
表情も美しかったです。
曲線の美を大切にするハセガワ・メソッドが、
息づいてきているのを実感しました。
(お身体がつらいのに、最後まで観ていただき、
温かい拍手をたくさんいただきました。)
(病院のスタッフさんから素敵なお花を頂きました。)
ボランティア公演を行った三菱京都病院の担当の方から、メールを頂きました。
患者様が喜んでくださっていたことを改めて実感することができ、とても嬉しい内容でした。
また、医療現場の中にいらっしゃる方だからこそわかるご感想をお聞かせいただき、心動かされました。
ご了解を得て、ブログに掲載させていただきます。
以下、原文ママ
・・・・・・・・・・・・・
当日にいろいろバタバタしてしまい、申し訳ありませんでした。
個人的には色々反省する点があるのですが
病棟師長から患者さんが喜んでいたことを聞いて、ひとまずほっとしています。
みなさんのバレエ・コンサートで
患者さんの病気による憂鬱な気持ちが癒やされたと思います。
また、日常的に病気の人に接することで、
医療者として鈍感になっている部分があると思います。
こういった機会に、患者さんの人間的な心の動きを知ることが
医療に携わる者としても大切なことだと思います。
患者さん、スタッフともに良い機会を与えていただき、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・