未来の夢!「医療にダンスの癒し届けネットワーク」事業 

教室のみんなに、今年の夢を短冊に書いてもらって、教室に展示しています。
毎年書いてもらっているので、一人ひとりの書く内容の変化や、文字の上達に、成長を感じて、ヒロム先生と一緒ににっこりしています♡

生徒達が夢を描くように、私も残りの人生、ある夢に向かって歩こうと心に決めました。

(今は、コロナで夢は実行はできないけれど、ずっーとコロナじゃないはず。
何年かしたら、「あの頃、ずっとマスクしてたよね」って笑える時が来るかもしれないですね)

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私は、10代後半頃、何のためにダンサーとして踊るのか価値を見つけられず悩んでいたことがありましたが、ボランティア活動で患者さんや医療スタッフさんの前で踊ることは、一つの答えになりました。

20年ほど前になりますが、長期入院中だった亡き父は、余命に対する不安、恐怖、白い建物の中に何も楽しみがない辛さに沈んでいました。その光景は、そのきっかけの一つかもしれません。

始めた時、バレエ関係の友人たちは、「凄いね。」「思っていてもなかなか出来ないことだよ。」「勇気があるね。」と言ってくれました。それを聞いて、ああ、世の中には、私と同じく踊りを届けたい思いの人は沢山いるんだ!と嬉しくなりました。それと同時にハードルの高さがあることを痛感しました。

そして、今、活動ができないコロナ状況下、今後に向け、思いを巡らせる毎日でしたが、参加しにくいというハードルを低くするシステムを作れたら、少しずつ準備していけたら・・・と、考えるようになりました

私だけ、△△さんだけ、○○さんだけが、個々で続けるボランティア活動ではなく、同じ志のネットワークを作ろう!仲間、同志のネットワークがあれば、そのハードルは高くないはず。そして、それは、ボランティアという形ではなく、<事業>として価値の循環を起こそうと思いました。

ダンサーはダンサー本来の目的である人を癒し、笑顔や、喜びの時間をご提供し、病院や施設は、患者さんの心に寄り添う志高い愛される医療の場として存在価値が高まるのではないかと思います。

10年後、20年後も、拡大し、循環し、続いていくためには、ボランティアではいけないんじゃないかという考えに至りました。

世の中に存在するすべての会社は、社会貢献している(価値をご提供し、価値を得る循環)、それと同じ目線で考えることは、今までなかったかもしれませんが、導入しやすく、広がりやすく、参加しやすい、そんなシステムがあれば可能性はあるのではないかと思います。

先日、勇気を振り絞って、日本全国にいるバレエの友人達にこの夢を打ち明けました。
数人の友人は、自身の今は亡きご両親の入院中の思い出話をしてくれたり、ある友人は、現在進行中のお母様の介護施設でのお話してくれました。温かいメッセージや、ぜひ参加したいとの力強い言葉も沢山頂き、ネットワークの芽が膨らみ始めた予感を感じています。

今、この状況下で、始められることは何かな?って考えた時、ネットワークのためのHP作りが頭に浮かんできます。
いろんな形、バリエーションができるといいなと思っています。ひとつとして同じ条件の病院、施設はないでしょうから。
入院病棟、ホスピス、小児病棟、施設、休憩所、外で、オンラインで、回診で、個在宅療養で・・・

命の現場で、心大切に、責任を持って本気で仕事しなくてはなりません。
よく調べ、現場の方々にしっかりと、現場でしかわからないことを伺っていきたいと思っています。

映画、ロビン・ウィリアムズ主演の「パッチ・アダムス」(実話)を観ました。ピエロを見る小児病棟の子供たちの笑顔、素敵でした。
(パッチ・アダムス医師は、ホスピタルクラウン、クリニクラウン(臨床道化師)で、「お達者で病院」という意味の名前の病院「ゲズントハイト・インスティテュート」(英語のサイト)を設立され、現在もご活躍中です。とっても可愛い感じのサイトでした!
よろしければ、ぜひ覗いてみてください♪
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