私が、フェルデンクライス・メソッドを学ぼうと思ったのは、
フェルデンクライス・プラクティショナーでもあるバレエ教師の友人からの勧めがあったからです。
バレエに役立てば・・・と思って始めたフェルデンクライスでしたが、
これはすごい!と思う出来事がありました。
当時、既に長く施設に入居し、寝たきりだった田舎の祖母は、言葉を無くしていました。
私は、帰省し、施設を訪れた時、ベッドで眠っている祖母に対し、フェルデンクライスで学んだ背骨へのワークをゆっくり行いました。
その後、壊死しているという足指の状態を見る際、足指に触れたのです。
祖母は、大きな声で「痛い!何するの!」と叫びました。
(おばあちゃん、ごめんなさい・・・)
周りにいた家族は、言葉を発したことに大変驚きました。
その後、どんどん元気になって、お医者さんも驚いたそうです。
フェルデンクライスの可能性を知った衝撃の出来事でした。