<ジョン・ノイマイヤーの世界>

2018年2月17日(土)、生徒たちと、ロームシアター京都へ、

ハンブルグバレエ団の、「ジョン・ノイマイヤーの世界」という演目を観に行ってきました。

東京公演では、他に、「ニジンスキー」全2幕と「椿姫」プロローグ付き全3幕が、上演されたそうですが、

日本公演最終日の京都公演は、「ジョン・ノイマイヤーの世界」のみでした。

稲盛財団から「京都賞 」も受けておられますので、ご縁があるのですね。

「ジョンノイマイヤーの世界」は、彼の人生が、その中に凝縮されているような作品でした。
1939年2月24日生まれのノイマイヤーさん、
舞台に立ち、ご自身について語り、作品を進めるという役でしたが、
全く年齢を感じさせず、ジーン・ケリーのごとく軽やかで、そして、スター、でした。

私は、舞台を観ながら、考えていました。

何度も何度も、繰り返し、演じられてきたであろう、

人気作品の数々。

時代が変わり、

ダンサーが変わる。

自分自身も老いていく。

どうやって、その作品の中のマグマのような情熱をキープできるのだろう。

初演時のエネルギーそのままでは、きっと

重力の法則のごとく、落ちて行ってしまうのではないか・・・

公演ごとに、ノイマイヤーさんは成長し、

また、新たなエネルギーを人々に与え続け、もらい続けているからこそ、

今のノイマイヤーさんがあるのではないか・・・

遠いハンブルグのスタジオで、

日々、ダンサーたちと熱く共鳴し続けるノイマイヤーさんを想像しました。

まるで、未知なる世界に目を輝かせて科学実験を繰り返す科学者のように。

研究室にずっとこもっているタイプの科学者ではなく、

演出力にも長け、時代にもぴったり合った、

表に立つ運命を背負った芸術家で、名職人。

「天命と愛」を生き続けていらっしゃると、感じました。

ありがとうございました。

雪降る帰り道、

一緒に観に行った生徒たちは、

「良かった。」と、満足そうに言っていました。

いっぱい、いっぱい拍手していた様子を、

先生はこっそり見てました。^^

おしとやかな観客が多いといわれる京都で起こった

熱狂的なスタンディングオベーション。

生徒たちは、きっと、傍で、ドキドキしていたことでしょう。

<お雛様>

教室にお雛様を飾りました。
数年前、今は無き、富山の生家から、
持ってきていたのですが、
飾る機会を逸していました。
でも、飾ってあげたいなあ、と、
いつも、この季節は、思っていました。
大昔のお雛様なので、よく見ると、お顔にしみがあるのです。
どうしようかなあ、
お雛様も、しみを見られるの嫌かしら・・・?
でも、まあよしとして、思い切って、初めて教室に飾りました。
祖母が買ってくれたらしいお雛様。
箱の外に出られて、
みんなといっしょに過ごせて、
きっと、喜んでるね。
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<薄井憲二先生と東勇作氏>

2018年2月18日(日)、
 
京都バレエ専門学校による
 
薄井憲二先生の学校葬がありました。
 
心に響く葬儀でした。
 
薄井先生の著書「牧神  或いは東勇作」の本が、参拝者に贈られました。
 
素晴らしい本でした。
 
ここに、ご案内申し上げます。
 
興味のある方は、ぜひお読みください。

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・東勇作氏とバロック・ダンス・アンサンブル
「オルフェオとエウリディーチェ」TV映像1963年6月28日、
・クラスレッスン(氏のピアノと声入り)、
・中世ルネサンスの舞踊
・CARNAVAL
を収録したDVD付。

貴重です。

<こわがらないで>

じぶんのこころにうそをつかないで、
じぶんのこころのうみにうかんでみて
 
あすを、しんぱいするのは、
しらないだけだから
しっているものだけにあんしんするのが、
にんげんだから
ひつようなのものはゆうきだけ、
いまにげたらおいかけてくるんだよ
 
だから、
すこし、たちどまってみて
じぶんのこころのうみにうかんでみて
 
あんぜんをえらぶことは、
あんぜんじゃないかもしれないよ
 
うそつき。
だれにもわからないきみのしあわせ
ずっとそばにいるから、
あんしんして

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<創作、始まる>

「自分で創作したい。」
と、中高生の数人の生徒が、言ってきた。
「えっ」
つばを飲み込む。
じーん。
<ソロを踊る、創る、実験する>
が、目標のサマーパフォーマンスという会。
4回目を迎え、それが形になって現れてきたのかなと、思った。
 
創作時間は、とても楽しい。
生徒たちに尋ねる。
表現したいものは、何なのだ。
生徒が、言葉を選びながら、話始める。
私は、生徒の言葉に耳を傾け、わからないことを聞く。
生徒が、私の質問に答える。
やがて、それぞれの求めるものが、
彼女たちの中で、はっきりし、あふれ出し、
目がキラキラと輝き始める。
でも、初めてのことで、どうやったら、いいのか
わからない。
言葉でなく、踊りで伝える振付という世界。
形にしようと、少しずつ少しずつ、
もがきながら、悩みながら、
彼女たちの楽しい旅が始まった。
ああ、頭の中で、浮かんだ振付が、
ドラえもんの道具でプリントアウトできたらいいのに・・・!
ね!
一人ひとり違う、生徒たちのこころの奥の世界に
触れることのできる、楽しい時間。
 

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今年、一番乗りのチューリップ。
球根はオランダ産です。
(昨年は、富山産でした。)
 
 

<HPリニューアル!>

3月になって、HPをリニューアルしました。
 
まずは、
少しでも、快適に見ていただけるように、
色や文字を直したりしました。
 
次に、
feelballetが取り入れているバレエ・メソッド、
ハセガワ・メソッドを構築された、CoolBallet
掲載させていただきました。
(生徒皆さんは、いつもスタジオで出会っていますね。^^)
 
シンボルのような、この作品・・・
feelballetが、目指すところが、
なんだかはっきり見える気がしました。
 
 
それから、
2017年12月の三菱京都病院での
ボランティア公演 の様子を、HPから、
YouTubeで観て頂けるようにしました。
 
毎年、舞台撮影でお世話になっている
株式会社ビデオジャイブ の藤井さんに
素敵な映像を作っていただきました。
 
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました!
いつの日か、世界中で、ダンスによる癒しが、
当たり前になる日を夢見て、本気で作りました。
 
最後に
個人セッション&レッスンメニューも増やしました。
少しでも健やかでいたい、日々快適に過ごしたい、
そんな声が届きます。
こどもだって、おとなだって、ちょっと気になることが、ある。
からだのこと、こころのこと・・・
ほんの少しでもお手伝いできたら・・・
と思っています。
 
皆様、これからも、どうぞよろしくお願い致します。
 

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<卒業>

3月17日、
今日はたくさんの子供たちの
卒園式だった。
 
ふと、ご両親はじめ、ご家族の皆様の
いろんな思いが、伝わってきた気がした。
 
今週は、
小学校、中学校、高校と
卒業式続き。
 
日々の葛藤も、熱い思いも、熱い汗も、
きっと、いつの日か、
みんなの土台になるのだろう。
 
一つひとつの、区切りを経て
成長する子供たち。
 
今は、
大人に見守られていることに、
ほとんど気づかないかもしれないけれど、
それでいい。
 
たくましくなあれ。
たくましくなあれ。
 
こころから、
卒業、おめでとう。

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<ポール・ド・ブラ>

バレエでは、腕の動きのことを、
ポール・ド・ブラと呼ぶ。
 
誰にとっても、
滑らかに美しく動かすことは、
とても難しいのだが、
思春期に差し掛かったばかりの生徒にとって、
女性らしさを求める腕の動きは、
ことさら難しい。
 
「腕の動きひとつで、お客様が、涙するようにならなくてはだめよ。」
 
と、言うと、
「えっ」と驚いた表情。
 
その一瞬の後、すぐさま
顔がキラキラと輝き出した。
 
その顔を見て、
「そうだよ。それが、芸術なんだよ。」と伝えた。
 
ポール・ド・ブラを、ただ、腕を動かすだけのことだと思っていたのだろう。
 
自分のやっていることに、誇りを感じたような表情に変わる生徒たち。
 
ステップアップしたね!
 
レッスンの後半、踊りは、ぐっと良くなった。

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<プレ体験>

feelballetでは、プレバレエの子供たちに、
 
「舞台に上がって、レベランス(バレエ式のご挨拶)をする」
 
という「発表会プレ体験」を行っています。
 
まだ、舞台で踊る勇気はないけれど、
 
ちょっと、舞台に上がってみたい。
 
いきなり発表会は不安・・・
 
というお母様方に
 
喜んでいただいています。
 
今年も、「プレ体験」行います。
 
髪の毛をきれいにシニヨンにして、
 
髪飾りをつけて
 
出番を待つ時間、
 
舞台袖で、ドキドキする時間、
 
うまくできるかな、
 
初めての体験と感情がいっぱいです。
 
お母様方も、子供たち以上にドキドキ。
 
楽しんでくださ~い!!

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<2018年の四分の一>

今日は、3月31日。
2018年も、なんと、
四分の一まで来ました。
速いですね。
 
新年に、みんなに書いてもらった
今年の願いの短冊。
 
先生が、今も教室に飾っているのは
いつも読んでほしいから。
 
忘れてた人は、読み返してみて。
 
ああ、ここまで
歩いてきたな、
ちょっと良くなったな、
って、思えるといいですね。
 
全然・・・!
しまった~!って
思う人は、
これから挽回!
 
さぁ、みんな、
次の四分の一の
6月30日に向けて
こつこつ
積み重ねましょう。
 
形にするということ、
結果を出すということ、
の秘訣です。
 
昨日の自分より
今日の自分が
好きになってほしいです。
 
競争相手は、
昨日の自分、だけだから。
 
先生もがんばるね。
 

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