兵庫県立芸術文化センターへ、貞松浜田バレエ団「べートーヴェンソナタ」(初演2017年)を観に行きました。
なんとルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン役は、ヴェートーヴェン水城卓哉氏とルードヴィヒ貞松正一郎氏の二人が踊るという配役!
中村恩恵氏のプログラムノートによると
「ヴェートーベンが日記の中で、まるでもう一人のべートーヴェンが実在するがごとく自分自身に「お前」と語りかけています。」とありました。
誰もが知っているジャジャジャジャーンの「運命」や、年末の第九など、超有名大作曲家ベートーヴェンですが、作品ではフランス革命前後の大変化の時代を生きた、1人の人間べートーヴェンの内面を深く掘り下げて描かれていました。
これまで知らなかったベートヴェンの孤独、苦悩、泥沼の生活、得られない愛、・・・・
でも現実に、今、美しく、偉大な曲が沢山残っていて、私たちを楽しませてくれたり、力を与えてくれたり、心の奥深くに沁み入ったり・・・・している。
・・・なんということだろうと思います。
天が、苦を与え、喜びの曲をも生み出させたのでしょうか。
シンプルでありながらも、意図を暗示する舞台セットも素晴らしかったです。舞台いっぱいに斜めに張られた大きな白い布は偉大な作曲家たちが眠っている大木の根元であることがはっきりわかりました。
中村恩恵氏による無意識に計算されたようなプレトークも
やっぱり舞台は生ですね
京都は息もしづらいくらいの猛暑日でしたが、神戸は暑いながらも海が近いせいか、空気が爽やかでした。
プログラムは無料でいただきましたありがとうございます。
衣装は、プログラムとは違うものでした。これはプログラム撮影用かな?