1月は、大切な始まりの月。
小学生以上の生徒に
今年の夢、目標、を
七夕みたいに、
短冊に書いてもらいました。
みんなの気持ちが伝わってきました。
戦後、日本のバレエの発展に多大なご貢献された
薄井憲二先生(学校法人京都バレエ専門学校 理事) が
2017年12月24日に93歳で永眠されました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
京都でのコレクション展示の最終日でした。
Wikipediaより(原文ママ)
薄井 憲二(うすい けんじ、1924年3月30日 – 2017年12月24日)は、日本のバレエダンサー、振付家、バレエ指導者、舞踊評論家、舞踊史研究家。
蘆原英了、東勇作に師事してバレエを学び、第2次世界大戦後の日本バレエ界で活躍した。1930年代から収集を続けているバレエ関連の文献資料は、個人が収集したものとしては世界有数といわれる。
モスクワ国際バレエコンクールやヴァルナ国際バレエコンクールなど内外のバレエコンクールの審査員を歴任し、2006年に第4代日本バレエ協会会長に就任した。
薄井憲二 バレエ・コレクション | Kenji Usui Ballet Collection
京都市のホールの予約は、半年前。
だから、発表会の日にちが決まったら、
すぐに動きださないと間に合わない。
みんなに、お知らせしたり、
曲を選んだり、
振付を考えたり、
衣装を考えたり。^^
今年は、「サマーパフォーマンス」という会をします。
これは、小さい子もみんなソロで踊る会です。
みんな、それぞれの目標に向かって、がんばってほしいです。
先生の目標は、生徒一人ひとりに、ぴったりな作品を創ること!
できるかな~~。
feelballetは、2階にレッスン場があります。
東と、南に大きな窓があるので、
今の季節、
大人クラスの、朝のレッスンは、フレッシュな光、
小さな生徒たちの、日中のクラスには、きらきら眩しい光、
夕方の成長期の生徒たちのクラスは、微妙なアンバーの光、
夜のクラスは、月がずっと、みんなを見守ってくれています。
昨日、1月31日は、月食でした。
生徒たちに書いてもらった、今年の夢の短冊に、見えない光を当てました。
2018年2月17日(土)、生徒たちと、ロームシアター京都へ、
ハンブルグバレエ団の、「ジョン・ノイマイヤーの世界」という演目を観に行ってきました。
東京公演では、他に、「ニジンスキー」全2幕と「椿姫」プロローグ付き全3幕が、上演されたそうですが、
日本公演最終日の京都公演は、「ジョン・ノイマイヤーの世界」のみでした。
稲盛財団から「京都賞 」も受けておられますので、ご縁があるのですね。
「ジョンノイマイヤーの世界」は、彼の人生が、その中に凝縮されているような作品でした。
1939年2月24日生まれのノイマイヤーさん、
舞台に立ち、ご自身について語り、作品を進めるという役でしたが、
全く年齢を感じさせず、ジーン・ケリーのごとく軽やかで、そして、スター、でした。
私は、舞台を観ながら、考えていました。
何度も何度も、繰り返し、演じられてきたであろう、
人気作品の数々。
時代が変わり、
ダンサーが変わる。
自分自身も老いていく。
どうやって、その作品の中のマグマのような情熱をキープできるのだろう。
初演時のエネルギーそのままでは、きっと
重力の法則のごとく、落ちて行ってしまうのではないか・・・
公演ごとに、ノイマイヤーさんは成長し、
また、新たなエネルギーを人々に与え続け、もらい続けているからこそ、
今のノイマイヤーさんがあるのではないか・・・
遠いハンブルグのスタジオで、
日々、ダンサーたちと熱く共鳴し続けるノイマイヤーさんを想像しました。
まるで、未知なる世界に目を輝かせて科学実験を繰り返す科学者のように。
研究室にずっとこもっているタイプの科学者ではなく、
演出力にも長け、時代にもぴったり合った、
表に立つ運命を背負った芸術家で、名職人。
「天命と愛」を生き続けていらっしゃると、感じました。
ありがとうございました。
雪降る帰り道、
一緒に観に行った生徒たちは、
「良かった。」と、満足そうに言っていました。
いっぱい、いっぱい拍手していた様子を、
先生はこっそり見てました。^^
おしとやかな観客が多いといわれる京都で起こった
熱狂的なスタンディングオベーション。
生徒たちは、きっと、傍で、ドキドキしていたことでしょう。