春は、心の、切り替わりの時期、かもしれない。
もっと上手になりたいと・・・!、一生懸命、レッスンしたくなったり、
少し立ち止まって、考えてみたり・・・
バレエは、プロになりたい、と思う人以外には、生活に必要のない、芸術というジャンル。
どんな美しいプロのバレリーナだって、「求めても、求めても、手が届かない神の境地・・・」と思っているのでは・・・と思う。多分・・・
ひとつ、ひとつ、その人のペースで階段を上がるしかない。
届かなくても、・・・
届くことが、重要なんじゃない。
届こうとすることが、大切なんだよ。きっと。
ゆっくりペースの人も、
不器用な人も、
階段を踏み外しそうな、せっかちな人も、
みんな一歩ずつ、
必ず、バレエは応えてくれるよ。
安心して。
私は、小学校6年生から、バレエを習いだしました。
習いだした時、既にトウシューズを履いて踊っていた、小学校6年生達は殆ど皆、辞めていった。
私は、不器用で、下手くそで、覚えが悪くて、音痴で、どうしようもなかった。(今もだけど)
今、私は50歳なったけど、
まだまだ、新しいことを、発見し続けているよ。
バレエに、ワクワクしているよ。
生徒みんなの成長が、エネルギーが、先生をがんばらせてくれる。
ありがとう。
届かなくても、届かなくても、学び続けてほしい。
届かないから、諦める・・・ではなくて・・・
きっと、それは全てのことに、役に立つはず。