<わたしのスタイル>

最近、なぜか、メディアから依頼をいただくことがある。

フェルデンクライスメソッド、筋膜リリース、

バレエ・メソッドは、ハセガワ・メソッドを取り入れ、

小さな生徒も瞑想に近いリラクゼーションをする。

バーレッスンは少ない。

風変わりなfeelablletに

メディアから依頼があるということは、

何かが、

時代にマッチしてきているのだろうか。

私は、踊り手から出るエネルギーを大事にしたい。

バーにできるだけつかまらせたくない。

つかまった瞬間、半身が動かなくなり、空間をキャッチしにくくなることがある。

できるだけセンターで学び、

できないことはバーの力を借りる。

(最近は、水の力も借りている)

それが、今のわたしのやり方である。

おそらく、私は、どうしたらいいのか悩みながらも、これからも歩むのだろう。

指導の仕方や、考えも、日々、変化、進化するのだろう。

今よりもさらに、目に見えない世界を大切にするために・・・


photo by Yukimi Sakashita

<みんなへ・・・>

生徒たちへ・・・

発表会、お疲れ様でした!みんなよく頑張りました。先生は、みんなに助けられました。ありがとう。発表会が終わってしまったことに対し、寂しいって言ってくれる生徒もいて、ジーンとしています。
さて、日頃、みんなが習っているハセガワ・メソッドの長谷川直志先生から、みんなへメッセージが届いていますよ。長谷川直志先生のブログを読んでみてね。

Seri先生からは、学年別にメッセージを書きます^^

<こせいゆたかな、フィーバレエのせいとみなさんへ>

ようじさんへ、
こんかいはひとりだけのさんかだったので、しょうがくせいとおなじふりつけになりました。むずかしかったのに、よくおぼえて、しっかりできましたね。

しょうがっこう一ねんせいのみんなへ、
はつぶたいだけど、はつぶたいとはおもえないほどよいできでした。
むずかしいふりつけと、ばしょいどう、たちいちをおぼえること、でばんのおんがく、ぜんぶじぶんたちでできたね。けんかもあるがくねんだけど、まとまってきたね。

小学校2年生のみんなへ、
出番をまちがえそうになった先生のミスをカバーしてくれたね。ありがとう。
じぶんたちで、おんがくと、くうかんをはあくして立てたこと、すごいです。
タンジュも上手になってきました。なんかいもはっぴょうかいにでためんばーが、なかまをひっぱっていってくれたね。

小学校3年生のみんなへ、
とてもじゅうようで、むずかしいやくが、いっぱいだったね。やくがらによって、いろんな表情をみせてくれました。なかなかの役者でした。ジュニア1のくらすのなかではいちばんのおねえさんで、しかもまけずぎらいのみんな。なかまどうしのたすけあいもしっかりできてきたね。

小学校4年生のみんなへ、
初めてリーダー的な踊りもあり、振り付けた当初は、目が泳いでいましたが、それぞれ段々自信がついたようで、本番堂々と踊れましたね、心も強く成長したと思います。「地球にやってきた天使」では、ラスト本番いきなり変更したのにちゃんと、やりきってくれたね。ありがとう。

小学校5年生のみなさんへ、
初めて主役をやりましたね。真ん中で踊ること、責任、技術、見られるという重圧も体験しました。しかし、天性のアドリブの力がすごいです。これは、あなたたちの武器になりますよ。「地球にやってきた天使」では、ラスト本番いきなり変更したのに4年生たちといっしょに、ちゃんと、やりきってくれたね。ありがとう。

小学校6年生のみなさんへ
良くレッスンし、一生懸命取り組みましたね。努力した分、成果が出ていたと感じます。たくさんの出番は大変だったけれど、やりがいを楽しんでいたように思います。早替えのドキドキも体験しましたね。これからトウシューズも始まります。今の気持ちを大切に頑張ってほしいと思っています。トウシューズはむずかしいので、早く結果を求めると落ち込んだりうまくいかないこともありますが、他人と比べず、自分と向き合いコツコツと励んでください。

中学生以上のみなさんへ、
忙しい毎日の中、がんばりました。トウシューズのレベルもぐんと成長したと感じます。初パ・ド・ドゥ、初トウ、初主役級の役、初バレエの発表会など・・・形は違うけれど、みなそれぞれ挑戦してきたね。

抱えるもの、乗り越えるもの、困難、が多くなる年齢になりました。大人に近づくと、人生の課題が多くなってきます。大人でもです。(いつかわかるかもしれないけれど、年齢は関係なくです。)それらに向き合うのは辛いことですが、逃げても、また別の形でやってきます。人生というものは、そうなっているのです。
理由をつけて逃げず、焦らず、自分のペースで取り組んでください。
休み休みでも、いいのです。
バレエも、人生も、かならず応えてくれます。

継続は力なり。
これは、本当です。

先生は、最近こんな風に考えることがあります。

人生が、例えば、仮に90年だとしたら、
生まれた瞬間には、90年残っていて、
10歳には、80年残っていて
20歳には、70年残っていて
30歳には、60年残っていて
40歳には、50年残っていて
50歳には、40年残っていて
60歳には、30年残っていて
70歳には、20年残っている

自分の年齢を当てはめてみると、
ちょっと、ドキッとします。
後、○年、あっという間、何ができるだろう!と。

命に限りがあることをつい忘れてしまっています。
大切にしたいですね、いろんなこと。

中学生以上のみんなには、ついついお話が長くなってしまいました。
いつものことながら、ごめんね。

衣装たち、お疲れ様でした!!

<御礼、そして思い>

お陰様で、第9回発表会は、終演まで満席!という盛会に終えることができました。
皆様、お忙しい中、お越しいただき心より御礼申し上げます。
出演者はじめ、保護者、スタッフの皆様、多大なご協力をありがとうございました。
溢れかえったロビーでの皆様の笑顔が、今もまぶたの裏に焼き付いています。

今、こころ静かに
私と創作について、少し振り返ってみたいと思います。

2012年、10周年の発表会で、ホフマン原作をもとにした有名バレエ作品「くるみ割り人形」を恐れ多くも脚色、ネズミにかじられ、いじめられている人形とお菓子の精の国へ、主人公が助けに行く、というストーリーをつくりました。
これは、実は、ネズミは大人の象徴、人形やお菓子は子供の象徴としています。大人の身勝手さが、子供の芽を摘まないように・・・という願いを込めています。

その後、
「不思議な国のくるみ割り人形」では、迷子の幼い主人公が、ネズミ一家に拾われ、顔かたちの違いに、戸惑いながらも女性として成長するお話をつくりました。
「くるみ割り人形とドロシーばあさん」では、物を粗末にする、いじわるな子供が、夜中にゾンビに襲われ、心入れ替えるお話にしました。

さらに、2017年、15周年の発表会では、ホフマン原作からの有名なバレエ「コッペリア」を脚色しました。
バレエ「コッペリア」では、コッペリウスは、単に人形を作る、不気味で気がおかしい老人として描かれる場合が多いのですが、なぜそうなったのか、私なりの理由が欲しかったので、コッペリウスに愛する亡き妻がいたことにしました。亡き妻と再会し、引きこもらず生きる意欲を取り戻す物語としました。

この間、海外でご活躍されていたお二人の振付家の、長谷川直志先生、鞍掛綾子先生に何度も作品を依頼し、ご一緒にお仕事をさせていただきました。お二人から、美を求めて止むことのない心の純粋さ、意識の高さ、素晴らしいセンス、海外でのやり方など、たくさんの刺激を受け、多く学ばせて頂きました。

そして、2019年、今回、私はようやく自らの脚本で作品を創る勇気を持ちました。

「遊園地へ行こう!」
「地球にやってきた天使」

数か月あまりの生徒たちとの練習において、私自身、創作することを、とても楽しんでいましたが、多少の不安もありました。
もしかしたら、作品は独りよがりになっていないだろうか。と。

しかしながら、今、日々練習を重ねてきた生徒たちが、発表会を終わってしまうことをとても悲しんでくれたり、そして、観客の皆様に大いに楽しんでいただけたと伺うことは、大変うれしく、励まされ、力をいただいております。
ブラッシュアップして、いつか再演出来たらと願います。

心の声に耳を澄ましながら、歩いていきたいと思います。

(ちなみに、私の自作自演ソロは、これまで、たった1回だけ。
これを言うとよく驚かれるのですが・・・結構恥ずかしがり屋なのかもしれません。
これもまた、どうなるのか・・・
個人的に楽しみです。)

それでは、皆さま、
feelballet創作の海へ!
航海は、まだまだ続きますよ~。
多少スリルありますので、よろしく。笑
同乗してくださいね^^

来週から、またしごきます!


photo by Yukimi Sakashita

 

<これも、世界に一つだけ・・・>

フィールバレエに、今年も素敵な発表会の看板が届きました。

デザイン&制作は、久安あかり氏。

元々は、日本画の画家の方です。

毎年、切り絵で発表会の看板を作っていただいています。

フリーハンドの部分もたくさんあり、感動もの。

贅沢の極み♡

昨年も会館のスタッフさんたちが、驚かれてました。

ぜひ、間近で見て、記念撮影してくださいね^^

当日、雨が降らないといいのですが・・・

(雨が降ると、ビニールで覆わなくてはなりません。)

Designed by Akari Hisayasu

<命の輝き>

発表会本番まで、残すところ2日間となりました。

生徒たちも、お母様方もきっと、疲れのピークに来ているかと思います。

こんな時は、無理しないで、本番に焦点を合わせましょう。

疲れているなって思ったら、ゆっくり寝てください。

今日から、2日間は体調管理がとても大切。

お母様も、緊張せず普段通りに。

子供たちは敏感に受け取りますよ^^:

本番は、みんなの元気、命の輝きが、お客様に届きますように・・・

目をつむって、ゆっくり呼吸して、静かな気持ちで、

おやすみなさい。


Designed by Aogi Hisayasu

<表現できる力>

生徒の一人が、ロームシアター京都で行われている‟ようこそ、創造の現場へ”「劇場の学校プロジェクト」のダンス部門に参加して来ました。

講師は、木田真理子さん
ローザンヌバレエコンクールで入賞された方です。
アメリカでは、それまで自身が学ばれてきたメソッドとは全く異なるスタイルのバレエ、バランシン・メソッドも学ばれたり、立命館大を卒業されたり、その後、コンテンポラリーダンスで有名なマッツ・エック氏の作品で、バレエ界のアカデミー賞といわれているブノワ賞を受賞されたり、・・・そんな経歴の方です。

さて、「劇場の学校プロジェクト」授業内容は、コンテンポラリーダンスだったようです。
イメージしながら、即興ソロを踊ることを求められたり、グループで作品を創ることを求められたそうです。

私が、受講した生徒に「大丈夫だった?」と聞くと
「いつもDCクラスでやっているから、大丈夫だった。」と、嬉しそうでした。

DCクラス、役に立ってよかったです^^
(DCクラスとは、ダンスクリエイトクラスの意味。
フェルデンクライスメソッドATMの後、即興など、いろんなことをしています。言われたことをするのではなく、感じる、考える。そんな時間です。この夏からはジャズテクニックも導入し、生徒の可能性を広げたいと考えています^^)

自分で創り、表現できる大人になってほしいなって思っています。
それはバレエだけでなく、学校でも、勉強でも、仕事でも、同じこと。
ただ、形が違うだけ。

また、ゼロから創ることが好きな子もいれば、
出来上がったパーツを組み合わせるのを考えることが好きな子も。
いろいろ。
全部、個性!

そこに、こころの喜び、充足感があると、いいですね。

<あと一週間>

発表会まで、残り1週間になりました。

梅雨空の中、みんな頑張って、レッスンしています。

おうちの方は、忙しい中時間を調整され、

雨の中の送り迎えや、お衣装直し、たくさんのお名前書き、など・・・

・・・本当にありがとうございます!

お父様、お母様、祖父母、ご家族皆様の

お力をいっぱいもらって、

いっぱい愛を注いでもらって、

生徒たちは、少しずつ自分の周りのことができるようになっています。

一つずつ、ひとつずつ・・・