<尊重されることの大切さ>

トウシューズの色と肌の色についての動画を見ました。
ある有名メーカーが、ブロンズカラーのトウシューズを作っていることを知りました。
黒色人種のダンサーがプリンシパルとして活躍している時代になったという背景があるからでしょうか。
動画には、心に響く言葉がたくさんありました。

日本では、国産トウシューズの色はピンクが主。
海外製品と似た色です。
タイツの色もそれに準じて作られています。
(ヌーディな色や、オーダーカラーもありますが、
通常使用することは少ないです。)

発表会では、
顔を薄ピンクに塗り、
体を薄ピンクに塗り、
ピンクのタイツと
ピンクのトウシューズを履く。

それで、当たり前。
それが、普通。
この動画を見るまでは。

黄色人種の肌の色を想定していない。
この事実に気づきませんでした。

少し、考えてみたいなと思いました。

photo by Yukimi Sakashita

<感覚と世代>

子供たちは夏休みなので、
「キャンプへ行ってきます!」等の、連絡を受けることが多い。
この酷暑の中、キャンプ!!と、私は心の中で絶句していたのだが、
「先生、最近のキャンプは、冷暖房、冷蔵庫があるんですよ。」と、
大人基礎クラスのメンバーが教えてくださった。
え~~~~!?そうなの!?
私のキャンプのイメージとかけ離れている。
私の中では、それはキャンプではない。

別の話だが、スタジオのトイレを和式から洋式にリフォームした。
真っ白の美しい空間ができた。
座ると自動で音楽まで流れる。
概ね好評をいただく。

しかし、幼い子たちからは、
「和式がよかった~」「和式が好き」と、
洋式トイレの評判が悪い。
生まれた時から洋式で、それしか知らないみんなにとって
「私は和式が使える」って、自慢になることらしい。

当たり前って不思議だね。
人によって全然当たり前じゃない。

普通って不思議だね。
人によって全然普通じゃない。

おもしろいね。

photo by Yukimi Sakashita