9月は、別れの時期になりました。
今まで、教室を引っ張ってきた生徒が、夢に向かって旅立っていきます。
終わりのない芸術、その高みに向かって、一歩づつ歩んでほしい。
中高生、大人クラスみんなで、プレゼントしてくれたTシャツ、
ありがとう。
2015.7.11 summer performance のロゴと
先生の踊ったラ・シルフィードのイラスト入り。
恐縮です・・・。
クリスマス公演日程が決まりました。
2015年12月25日(金)
京都市西文化会館、ウエスティ 創造活動室
今年も、小さな手作り公演です。
昨年の初公演は、大好評ながら、ダンサーの足元が見えなかったので、今年は、客席をぐんと減らして、昨年より、広々と、観ていただけたらなと考えています。
コツコツ、出来る範囲で続けていくことで、いつの日か、
年末には、「紅白」!クリスマスには「くるみ割り人形」!
と、この小さな街に根付いてくれるといいなあって思います。
さて、今回は、いつも主要な役を演じてくれているメンバーが、大学受験準備や、海外留学・・・で、残念なことに不参加です。
で、いよいよ、中学生がメインで、頑張ることになりました!!
脚本も、ダンサーに合わせ、昨年とは、全く違ったものを書き上げましたよ。
フレッシュな風が感じられる舞台になりそうです。
お楽しみに~~!
今年の公演の脚本が出来上がりました。
皆様、どうぞお楽しみください・・・・。
「くるみ割り人形と、ドロシーばあさん」 脚本 Seri
今日は12月25日、クリスマスです。ドイツという国の北のはずれの片田舎での出来事です。
だんだん辺りはすっかり暗くなって来て、雪が降ってきました。子供達が、シュタールバウム家の方に向かって急いでいます。そこへ、この辺りではあまり見かけない感じの、ちょっと風変わりな、おばあさんが、古ぼけた地図を片手に現れました。
幕開き
シュタールバウム家では、お母さんがクリスマスパーティの飾り付けをしています。その家の二人の子供達、心優しい妹のクララと、やんちゃな兄のフリッツは、早くパーティが始まらないかと待ち切れない様子です。
さあ、ようやく、たくさんのお友達がシュタールバウム家に集まってきました。クララもフリッツも嬉しそうです。
そこへ、先ほどのちょっと風変わりな、おばあさんが、訪ねてきました。実は、そのおばあさんは、シュタールバウム家の遠い遠い親戚で、外国に住んでいる、ドロシーという名前の魔法使いだったのです。
子供達は、ドロシーが、何か、隠しているのをみつけ、それを見せて、とねだりました。ドロシーは、もったいぶりながらも、持っているものを、高々と自慢げに見せました。それは、醜い顔のくるみ割り人形でした。子供達は、気持ち悪がり、ぷいっとそっぽを向き、、お母さんの方へ行ってしまいました。
ただ一人クララだけは、くるみ割り人形を気に入り、ドロシーに、それを私にください。とお願いしました。ドロシーは、たいそう喜んで、何やら、もぐもぐとなにかを唱えて、指をくるくる回してから、クララに、プレゼントしました。
クララは、人形をギュッと抱きしめ、挨拶するようにゆっくりキスをしました。
すると、どうでしょう。
今まで賑やかだったパーティは静まり返り、誰ひとりとして動きません。ドロシーとクララ以外は。クララはとても不思議な気持ちになり、じっと、くるみ割り人形を見つめました。どのくらい経ったでしょうか、ドロシーがもぐもぐなにかを唱え、指をくるくる回すと、みんな、何事もなかったように動きだしました。
楽しい音楽が次から次へと流れます。
子供達は、ますます、楽しく踊ったり、おしゃべりしたり、酔っ払った大人たちをからかったりして、楽しい時間を過ごしていました。
しばらくして、魔法使いのような格好に変装したドロシーが現れました。みんなは、それが誰だか分からず、ちょっと怖くて後ずさりし、遠巻きに眺めました。
彼女は杖を取り出し、それを振りました。あれ?不思議なことが次々起こります。まるで手品師のようだと、みんなは大喜び。でも、疑り深いフリッツは、そんなの、インチキに決まっているとおばあさんに詰め寄ります。
おばあさんは、フリッツに向かって杖を振りました。すると、あらあら、不思議・・・!
フリッツは、みんなに大笑いされます。恥をかかされたフリッツは顔を真っ赤にして怒りました。
おばあさんは、変装の衣装を脱ぎました。彼女がドロシーだとわかると、子供達はもっと手品を見せてと、せがみました。
ドロシーはクララのくるみ割り人形や、他の人形に向かって、杖を振りました。
すると、まるで生きているように人形が踊りだしました。
まずは、コロンビーヌという女の子のお人形、ピエロのハレーキン人形、最後にくるみ割り人形が大きくなって踊りました。
子供達はとても驚き、そして人形の踊りを楽しみました。
でも、みんなの前で、恥をかかされたフリッツは面白くありません。友達の男の子達をそそのかして、人形を壊します。
クララは、人形が壊されて大泣きしてしまいます。
お母さんや、ドロシーが慰めますが、止まりません。
お友達もたくさん来ているし、楽しいパーティなのだから、泣くのをやめないといけないと、わかっているのですが、次から次へと涙が出てくるのでした。
お母さんは、もう夜も遅いから、パーティをお開きにしましょうと、みんなに言いました。
子供達は、クララを気遣いながら、それぞれのおうちへ帰って行きました。
お母さんは、クララに早く寝室へ行くように言いますが、もう少し、と、居間に残りました。
クララは、壊れた人形たちを抱いて、泣き疲れたのか眠ってしまいました。
そこへ、まだ、みんなの前で恥をかかされたことに腹を立てているフリッツが、そろりそろりと、やってきて、人形たちを隠してしまいました。
やがて、真夜中を知らせる12時の鐘が鳴り出しました。
最後の鐘の音が終わりを告げると、隠してあったお人形のコロンビーヌとハレーキンが大きくなって動き出しました。壊れているので、少し動きにくそうです。コロンビーヌとハレーキンは、フリッツを懲らしめようと追いかけます。フリッツは怖くなって、逃げ回ります。
眠っていたクララは、辺りの様子が変なことに気がつきます。クリスマスツリーのところに、隠してあったくるみ割り人形を見つけ抱きしめました。
すると、どこからかドロシーが現れて、くるみ割り人形が動き出しました。
フリッツは、お人形を粗末にしたことを心から謝りました。クララも一緒に謝りました。
すると、壊れていた人形達はすっかり治り、元気になりました。
くるみ割人形は、クララと一緒に踊りました。
くるみ割り人形は、クララとフリッツを夢の国へ招待しました。コロンビーヌとハレーキンは嬉しそうに踊ります。天使たちが現れて、夢の国へ導きました。
間奏
クララとフリッツは人形たちの道案内で夢の国へたどり着きます。
そこは、楽しく、美しい音楽が流れ、花の精たちで溢れていました。
美しいこんぺいとうのお姫様が、花の精たちと一緒に、クララとフリッツを歓迎しました。
スペインの曲が流れ始めると、コロンビーヌは、クララとフリッツを、ダンスに誘いました。
くるみ割り人形は、ロシア人形と一緒に迫力ある踊りを披露し、フリッツはハレーキンと中国の踊りを軽快に踊ります。花の精たちも嬉しそうです。
クララは、くるみ割り人形と一緒に葦笛の音楽に合わせて仲良く踊りました。
最後にこんぺいとうのお姫様が踊り、みんなは喜びに溢れました。
気がつくと、クララとフリッツは居間で寝ていました。
人形たちに囲まれて。
二人は仲良く天を見上げるのでした。
おしまい。
大きく、美しい月、
眩い光が
シャワーのように
顔に降り注ぐ
いろんな出来事に感謝し、
静かに祈り
心新たに
頑張ろうと思う。
ご近所の病院にお勤めでいらっしゃる大人基礎クラスの生徒様の多大なご尽力により、そちらの病院で、ボランティア公演をすることができることになりました。(院長先生、許可のご決断をありがとうございます。)
私の願いであった、feelballetの地域の方のためへの活動です。
今日は、踊る現場に下見に行って、担当の方と打ち合わせしてきました。
入院されていらっしゃる方、ホスピス病棟にいらっしゃる方、外来の方、お見舞いの方、・・・たくさんの方が観に来られるとのことです。
楽しんでいただけるよう、キラキラした笑顔を、ハッピーな時間を、たくさんの愛を、お届けできるよう頑張っていきたいと思っています。
さあ、みんな、がんばろうね・・・!!
あなたの踊りが、誰かの心を癒すように・・・
18歳から、3年間お世話になった、京都バレエ専門学校のKyoto Ballet Gala (旧・卒業生の会)を観に行ってきました。
一緒に学んだ先輩、後輩、同級生は、グランパ・ド・ドゥや、新作のコンテンポラリーに挑戦し、頑張っていました。
みんな、進化し続けてて、素晴らしい。
私は、感動しながら、自分自身のことを考える時間をも持ちました。
終演後、楽屋にお邪魔させていただきました。
ある40代の後輩が、「私は、怠け者だけど、先輩方が頑張ってるから、頑張れる。」って、言いました。
その後輩は、誰がどう見たって、昔から、ものすごく頑張り屋で、努力家で、とても美しく踊ります。
そんな彼女の口から、「私は怠け者・・・」って。
のんびりが大好きで、怠け者の、私は、すごく、励まされました。
がんばろう。
また、明日から。
こつこつと、マイペースで
残りの人生、悔いのないように・・・
7分以上ある花のワルツですが、残り1分ほどの振付を残すのみです!
今週末の合同練習、頑張っていきましょう。
かなり、みんな覚えるのが早くなり、嬉しく思っております。
10月24日からは、いよいよ、お楽しみのパーティシーンの振付開始です。
今回も、出演メンバーに合わせて書き上げた新作脚本。
振付が進むごとに、ジグゾーパズルが、だんだんハマっていくこの感じ好きかも・・・。
皆さん、学校の秋の行事や、試験に、とっても大変と思いますが、
風邪や怪我など体調に十分気をつけて、頑張ってくださいね。
いつもありがとうございます。
新作初演「くるみ割り人形とドロシーばあさん」
日程:12月25日(金)
出演:フィールバレエカンパニー
場所:ウエスティ創造活動室
チケット:自由席、昼の部、夜の部、各100名様限定
大人、1000円
高校生以下、500円
(当日券は500円プラス)
チケット発売日:11月上中旬予定
土曜、花のワルツの振付完了!!
そして、日曜に夜中のシーンも完了!!
(登場人物が、多いので、頭の中が、ごちゃごちゃになり、時折、生徒を待たせつつ、振付。皆さん、ありがとうね。しんぼう強くなれますね。笑。
作曲家ってすごいなあ~って思う。楽器ごとにメロディがあって、それが調和してる・・・。チャイコフスキーさん、素晴らしい曲をありがとうございます。いろんなイメージが湧いてきます。)
もちろん、振付が終わっただけで、練習はこれから、うーんと、うーんと、しなくちゃなりません。
でも、次にも進まないといけないので、パーティーシーンの練習のためツリーを組立ました。
手伝ってくれたみんな、ありがとう!
ハロウイーンもまだなのに、もうクリスマス気分です。
ツリーは、161センチの先生が、うーんと手を伸ばして届く高さです。
てっぺんに飾る星が欲しいなあ~~。
HP12月公演情報アップしました。
https://feelballet.co.jp/