<フェルデンクライスATMから見えたものは・・・>

レッスンの中で、生徒たちの動きを見て、足りないと思ったところをフェルデンクライスのATM(アウエアネス スルー ムーブメント)<動きを通して気づく>と言うレッスンを取り入れている。

背骨の動きと、肩甲骨の動きがもっとあれば・・・と感じたので、さっそく爬虫類の動きから学ぶ「トカゲのレッスン」をした。

みんなで腹ばいになって背骨や肩甲骨を動かして進む。

とっても楽しい。

寒い日にもってこいだし、低学年でもできる。

成果はばっちり。背骨も、体幹も緩み、しなやかな強さが見え隠れし出す。

ところが、その直後から床が滑る・・・滑る・・・すべる!!!

なぜか、考えた。

!! 

柔・軟・剤・・・かもしれない。

レオタードで腹ばいでこすったところがすごく滑るからだ。

(髪の毛を床につけるとリンス、コンディショナーやパックのコーティング剤で床が滑ることは知っていたので床を使ってATMする際は必ずタオルを敷いていたのだが・・・甘かった。)

みんなで、「激落ちくん」を使って、磨いた。

でも、磨いても磨いても取れない・・・

柔軟剤(リンスなども含め)の怖さを見た思いがした。

皮膚に直接触れる下着やレオタード、タイツ、毎日の衣服・・・

肌と触れ合い続ける化学物質・・・

皮膚からどれだけ毎日入っていくのだろう・・・

香りが強い商品も年々増えている。

最近、頭痛、生理痛、アレルギーを訴える生徒が多いのが気になっていたが、

こういうこともひとつの原因なのでは・・・と感じた日であった。

みんなの大事な身体。

将来、子供を欲しいと思ったり、産んだりするかもしれない。

大切にしてあげたい。

幸い、レッスンで滑って怪我する生徒がいなかった。

本当によかった・・・。