<こどものことば>

幼児のこどもたちは

独特の世界を持っている。

まだ、世の中に出てきたばかりで、

社会の常識を与える、

おかあさん、おとうさんからの影響も

それほど受けていなくて、

そのまんまその子である。

それは、だんだん影をひそめていくのだろうが、

その子の一生変わらない部分だろう。

レッスンの中で、

頭の上に両腕を上げて、丸い形を作ってから横に広げた時、

「お月さまが、溶けるように・・・」

と、〇ちゃんが、言う。

「今日は、光が当たると色が変わる靴を履いているの。」

と、△ちゃんが、言う。

思春期になって、

大人になって、

道に迷ったとき、

思い出してほしいな。

自分を生きるために。