2012年に初めて「くるみ割り人形」を上演してから、この冬は2回目の「くるみ」。
前回は大きな会場(客席およそ1000席)だったが、
今回はまるで小劇場のような舞台。(立ち見席込で定員130人!ある意味贅沢な空間だ。)
規模も、ストーリーも全く違った「くるみ」への挑戦だ。
日々、少しずつパズルのように組み合わさっていく。
時には絵画のように、時には映画のように、色や配置・・・情景が浮かび上がる。
子供の頃に観たたくさんの黒澤明の映画がなぜか鮮やかに蘇る。
1シーン1シーン配置構成が素晴らしかった。
子供の頃、周りの人から見られないようにプールの中に潜って、ひとり踊るように自由に手足を動かして楽しんでいた、私。
創ることへと私を動かすのはそんな感覚なのかもしれない。
心の中だけはいつまでも子供のままということか・・・
楽しみ。