2017年12月に行ったボランティア活動の映像です。画像をクリックするとYoutubeチャンネルの画面が開きます。
上の画像は、2015年12月に、
三菱京都病院にて行った初めてのボランティア公演です。
以来、ご縁により、毎年公演を行わせていただいています。
生徒たちは、車椅子やベッドのままで観に来られた患者の方々の
こわばった表情が徐々に和らぎ、にっこりされる様子を、踊りながら、目の当たりにしました。
終演後、一人の生徒は「あの笑顔を消すまいと必死で踊った。」と言いました。
「発表会で踊るより、ずっとすごかった。」と、ある生徒は言いました。
以下は、feelballetのブログの一記事です。
私をボランティア活動へ導いた本や、
病院のスタッフの方から公演後頂いたメールを紹介しています。
~feelballetのブログより~ 2017.11.28記
<死ぬまで自分でありつづける>
ホリスティック医学の帯津良一さんの本、「一分間健康法」(ワニブックス出版・2014年12月25日初版・2016年4月10日6版発行)以前、読んでいたのを、再読しました。
「道化師」のところが、ずっと、気になっていたからです。154ページに、<死ぬまで自分でありつづける>という見出しがあります。
feelballetが、どうありたいか・・・
ここに、今私が考えることが書いてあるような気がしています。以下、本書より転載させていただきます。
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日記にかぎらず文章を書くということは治癒力を引き出してくれるらしい。ここに一冊の本があります。「がんに効く生活」(ダヴィッド・S・シュレベール著・NHK出版・2009年)
著者のシュレベールはアメリカの精神科医。脳腫瘍に冒され手術を受け再発に見舞われた後、総合医学を駆使して見事に生還された経験からの提言です。要するにいかにして、この病を克服するかについてのさまざまな方法が列挙されていて、そのなかに本を書くことの効果が詳しく述べられています。
何年か科学治療を受け続けたあげくに再発に見舞われ、もうどうしていいかわからなくなり、自分の命が指のあいだからこぼれ落ちているように感じていた矢先に、マイケル・ラーナーに出会います。
彼はカリフォルニアにあるがん専門のコモンウィル・センターの創始者で心理療法士。もう20年くらい前に川越の私の病院にも現れたことがあります。映画用のカメラを下げてのインタビューでしたが、内容については全く憶えていません。ただ、じつにさわやかな人柄が印象に残っています。
マイケルはシュベールに、うまくいかないことばかり考える代わりに、自分にもっとも充足感を与えられるものは何かを考えさせたという。シュベールはためらいつつもいつも自分が胸に温め続けてきた計画に気づく。それはこれまでの科学者としての経験を本にすることだった。しかし、不安はある。これまでシュレベールは本など書いたことがないのです。
ところが「ダヴィッド、君の人生で何をすべきかわからないけど、その本だけは絶対書くべきだよ」とマイケルがそっと背中を押してくれたのでした。シュレベールは最初の本を書くことによって、自分の道を発見することができて、再発を乗り越えたのです。
私自身も作家でもないのによく原稿を書いています。短いのから長いのまで、まあじつによく原稿依頼が舞い込んできます。ありがたいことです。書き始めはいつも億劫なのですが、折り返し地点を過ぎるころになると心がときめいてくるのです。
締め切りが近づくにつれ、このときめきは弥が上にも膨らんできます。締め切りといえばすぐ思い出すのは「癌とたわむれて」(アナトール・ブロイヤード著・晶文社・1995年)です。アナトール・ブロイヤードはニューヨークの文芸評論家。
前立腺がんの骨転移を告知されたとたんにときめきます。わが人生にも締め切りが設けられた。もはや一日一日がさりげないものではなくなった。危機の気配が漲ったというのです。
ときめいて、よし!一戦交えてやろうと傍らを見ると、主治医がいかにも頼りなく見えるのです。がんのような手強い相手と戦うのにこれでは心細いということで、まずは主治医の交代を申し入れます。本当にそうですね。
医療は戦いの最前線です。医師と患者は戦友の関係にあります。心を一つにして乾坤一擲を賭す関係ではありませんか。互いに一目も二目も置くことができて初めて戦友ではありませんか。
また、入院生活を送るなかで、病棟の回診がなぜ医者と看護師だけなのだろうと訝しみます。占い師と道化師と詩人がいっしょに回診してくれたらと渇望するのです。なんともいえないいい組み合わせですね。
そもそも医療とは治しと癒しの統合の上に成り立っています。医師と看護師だけだって治しと癒しの統合ができるはずなのに現実にはハードルに高いものがあるのでしょう。そこで占い師と道化師と詩人に力を借りようというのです。
そして、次のようなひとりごとが自ら出てきます。
「病気であること、死にゆくこと。これは主としてかなりの程度まで、スタイルの問題だ。わたしは、病気の人たちーそして人間みないつかは病気になるーに次のことをいいたい。病気になり死に瀕したからといって、自分のなじんできた世界の終わりではない。自分自身でありつづけることはできる」
医療とは人間の尊厳を保ちつづけることをサポートするものだと思うようになりました。
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以上、原文ママです。
私は、バレエにたずさわる者として、今後の日本の医療、老人社会、のことを考えます。
feelballetは、こころ癒すことのできる踊り、そして、こころ優しい生徒たちを育てたいと思います。
バレエの美しさは、こころを癒すことができると思うのです。
本、ご興味のある方は、ご一読ください。
<feelballetのブログより~ 2017.12.27記>
<病院から頂いたメール>
ボランティア公演を行った三菱京都病院の担当の方から、メールを頂きました。
患者様が喜んでくださっていたことを改めて実感することができ、とても嬉しい内容でした。
また、医療現場の中にいらっしゃる方だからこそわかるご感想をお聞かせいただき、心動かされました。
ご了解を得て、ブログに掲載させていただきます。
以下、原文ママ
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当日にいろいろバタバタしてしまい、申し訳ありませんでした。
個人的には色々反省する点があるのですが、病棟師長から患者さんが喜んでいたことを聞いて、ひとまずほっとしています。
みなさんのバレエ・コンサートで患者さんの病気による憂鬱な気持ちが癒やされたと思います。
また、日常的に病気の人に接することで、医療者として鈍感になっている部分があると思います。
こういった機会に、患者さんの人間的な心の動きを知ることが医療に携わる者としても大切なことだと思います。
患者さん、スタッフともに良い機会を与えていただき、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
<ご賛同頂いている団体・個人様>50音順
井口幸子 様
犬竹喜代美 様
上野珠希 様 (会社員)
浦 真紀 様 (会社員)
大西満紀子 様
尾﨑由香利 様
金子元美 様
株式会社ビデオジャイブ 様 (映像制作)
河本章 様
河本未央 様
菊地 紀子 様
北村佐知子 様
工藤千晶 様 (医師)
坂尻美妙 様
坂田美登 様 (事務職員)
佐々木愛子 様
佐々木聖子 様
佐藤和世 様 (ピアノ講師)
鈴木亜希子 様(音大非常勤講師)
鈴木あゆこ 様(ふぃるふぃ~る / Seldis-Vocal)
新豊誠子 様 (メイク)
高野良子 様 (OA・AV操作)
谷口真弓 様
築山智子 様
中井 尚 様 (鍼灸あんまマッサージ師)
中川 潤 様 (医師)
西村悦子 様
久安 仰 様 (デザイナー)
廣田和枝 様
藤原尚子 様
三菱京都病院 様 (医療機関)
匿名の皆様 (2名)
ボランティア活動ご賛同署名のお願い
私の父は、バレエ、ダンス、絵画、映画鑑賞や、登山、旅が好きな人でした。しかし、大きな病気になった時、これまで好きだったことと切り離されました。病院の廊下の大きな窓から外を眺め、壁一枚隔てた世界の違いに悲しみ、明日への不安に心が沈んでいました。
誰しもが、いつか経験するかも知れない、病気や入院。
入院している時、楽しみがテレビのような機械だけでなく、間近で生の人間が踊るバレエを観る機会があったらいいな。生き生きしたダンスのエネルギーで、少しの間でも楽しくなれて、笑顔になれて、辛さや憂鬱が忘れられる時間があったらいいな。そんな日本に、世の中になったらいいな。そんな思いを心の奥に持っていた時、feelballetの生徒さんで医師の方と繋がり、その方のお力添えで、上のような活動が始まりました。
このような考えにご賛同して頂ける方へ、ご署名のご協力をお願いしております。なぜなら、志あるお名前が沢山並ぶことで、誰かの意識が変わり、ゆっくりとゆっくりと何かが変わりだすのではないかと思うのです。
ご賛同いただける方は、是非、以下のフォームにお名前をご署名のご協力をお願い致します。お名前を掲載させていただきます。(匿名希望の方は、その旨お書き添えください。)
※このご署名は、実際のご協力や寄付を募る類のものではございません。
※内容の変更やキャンセルも承ります。いつでもお申し付けください。
どうぞよろしくお願い致します。
Seri
feelballet
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京都府京都市西京区桂乾町1番地7
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