講師紹介

Seri(せり)

<略歴>

プールの中に潜って人に見られないようにし、自由に踊ることが好きな子供だった。
小学6年の時、両親にバレエを習いたいとお願いし、許可される。
父に、「一つのことを始めたら簡単にやめてはいけない」と言われる。
地元のバレエ教室の小学校低学年クラスに混ざり、楽しく習い始める。

京都バレエ専門学校入学、卒業。
在学中、フランス公演、工藤大弐振付作品、東京公演、全幕バレエを経験する。
専門学校教員資格取得。

バレエ学校を卒業するも、20代全く自分に自信がなく、バレエと離れ、長年精神からの病を患う。
父の厳しいある言葉で目覚め、バレエと向き合うしか解決方法はないとレッスン再開。

いろいろ考えた末、バレエ衣装製作を生業とすることを決意。プロ縫製技術と立体パターンを学び、知人の衣装アトリエで下働きの後、「オーダーメイドチュチュSeri」を設立し、1点物のオーダーメイドから、既製サイズの衣装製作を手がける。踊りやすく、美しいパターンと好評を得る。

衣装を作りながら、バレエレッスンを続けているうちに、補助指導を頼まれ、指導の仕事に携わるようになる。
自然な流れで、2002年9月「みんなのバレエ教室」を開校する。

生徒を教える中、初めてバレエを習う人に、何を教えるかがどれほど大切か、その責任を長期に渡って考えるようになる。

自分自身の体の不調もあり、2005年よりヤン・ヌイッツ氏の解剖学を基にしたバレエ・メソッドを学び始める。

ある時、フェルデンクライス・メソッド有資格のバレエ教師の友人から、「このメソッドを使うと、生徒が勝手に上手になるよ。」と聞き、それは凄いと興味を持つ。

2007年、フェルデンクライス・メソッド指導者養成コース(4年間)に参加。フランク・ワイルドマン氏、クリス・ランバート氏他多数の指導者よりトレーニングを受ける。同時期、筋膜リリースにも出会う。
人間の体は先から先までうまい具合に繋がることで、美しい動きを生み出すことを理解し始める。トラウマや心の制限が深く体と関係していることを知る。

2008年12月、東京のCoolBallet長谷川直志氏のレッスンを見学。これまで見たことのない美しい動きと感性に出会い、これしかないと受講を決める。毎月、レッスンのために東京へ通う。
そこで、トラウマの解放と潜在意識の開発が、一人ひとりの芸術性の開花に不可欠と痛感。個人レッスンの重要性も知る。

2009年5月、新スタジオ完成。「feelballet」と教室名変更。

2011年、フェルデンクライス・メソッド・プラクティショナー(指導者)資格取得。

2011年、鞍掛綾子氏が指導するGAGAクラスを受講。(GAGA:バットシェバ舞踊団オハッド・ナハリン氏考案のフェルデンクライス・メソッドがルーツと言えるメソッド)

2012年、横浜バレエインテンシヴ・ティチャーズコースにてカナダナショナルバレエ学校、ティーチャー・トレーニングのディレクター、アヌシュカ・ローズ氏らより指導を受ける。

2012年、鞍掛綾子振付「シュラヴ」を踊る。コンテンポラリーダンス初挑戦。

2012年、AABサマースクール(ミグノン・ファーマン氏主宰)ティチャーズコースNYセミナー受講。

2013年8月より「ハセガワ・メソッド教師養成コース」参加。
バレエは永遠に届かない美と知りながらも、くじけず一歩ずつ歩むことを決心する。
長谷川氏より「月光」、「アヴェ・マリア」という作品を与えられる。ほんの少しでも芸術の高みへ近づきたい一心で挑戦する。

数十年前、父が闘病。
当時入院中の病院で、憂鬱な気持ちを私に吐露。
それをどこかで記憶していたのか、<気持ちが沈みがちな入院中の方を踊りで癒やすことができたら・・・、それが当たり前の日本になったら・・・どんなにいいだろう。>とぼんやり考えるようになる。
何年も経ったある日、生徒さんで医師の方に、
「病院でボランティア活動をしたいと思っています。」と、思い切って気持ちを打ち明ける。すると、ニコニコと「とてもいいと思います。院長に伝えます。」と嬉しいお返事をいただく。
2015年12月より、そのご縁でボランティア活動を始める。

2017年3月よりアストロジーボディワークを学び始める。

2018年12月より、クロニック・ステューデンツ幸田良隆氏より、ロルフィング、クレニオワーク、エソテリック・ヒーリング等を受ける。2020年、同氏よりコンティニュアム講座受講開始。

故障した自分を受け入れ、習慣や癖から抜け出しにくい人間の体を使いこなす難しさに向き合う。

新たな学びと気付きを繰り返しながら、生徒一人ひとりの心と体の可能性を引き出すためのレッスンと創作作品を提供している。

2020年、創造の世界を衣裳で表現したい思いから、TUTUSERIを設立。

~創作作品の一部~
・ジャズ組曲(ショスタコーヴィチ)
・カノン(パッフェルベル)
・地球にやってきた天使(ヴィヴァルディ)
・The dyning swan (サンサーンス)
・かえるになったお姫様(デュカス) 

「月光」
長谷川直志 振付

 

村上ヒロム

幼少期、母親の意向で近所のバレエスタジオにてバレエを学び始める。
年長の頃、自分の出来なさに腹を立てバレエレッスン場を脱出、遠くのスーパーマーケットまで全速力で走る。男性のバレエの先生が後を追いかけて来てくれる。スタジオに戻っても先生の膝の中で泣き続け、挙句の果て寝る。
小学校の時、少年野球、空手を楽しく習い出すが、母親の意見や、性格などの理由で止める。
小学校高学年から、夏休みや冬休みにバレエセミナー受講、ヤン・ヌイッツ氏はじめ、キミー・ロウエンス氏、他多数の先生方から、バレエ、コンテンポラリーダンスを学ぶ。
トム・ボスマ氏からキャラクターダンスを学ぶ。

14歳の時、CoolBallet 長谷川直志氏と出会い、「いつか僕の作品を踊ってね。」と言われる。指導を受け始める。
GAGA 、コンテンポラリーダンスを鞍掛綾子氏に学ぶ。
2012年夏、AABサマースクールNYにハーフスカラーシップ参加。

少年期の人間関係によるトラウマで、心が閉じこもりがちな毎日を送るも誰にも相談できないでいる。18歳の時、 長谷川氏に、知覧特攻平和会館へ行くことを勧められ、一人鹿児島へ行く。自分と同じ年頃の特攻隊少年達のことを知る。

2013年6月、長谷川氏振付ソロ作品「ふるさと」を踊る。音楽、照明、ダンスが一体になった舞台となる。

2013年9月、ドイツへバレエ留学。4年間の異国でのひとり暮らしを経験。クラシックバレエ、キャラクターダンス、コンテンポラリーダンスを学ぶ。ドイツ語に苦しみながらも、ディプロマ取得。

2017年8月、帰国。feelballetにてバレエとキャラクターダンスの指導にあたる。
キャラクターダンスは、日本人に足りない表現力、バレエのエポールマンにつながる体幹のひねり、音楽性、複雑なステップを脳と体で覚える集中力育成に大変よいと感じている。

上級生には丁寧で学びやすいレッスンを、小さい生徒には楽しい中にもマナーを大切にしたレッスンを心がけている。

バレエ、キャラクターダンスの指導をはじめ、振付を行う。幼児から学生まで、生徒たちの成長に合わせた振付の難しさを経験、研鑽を積む日々を送る。

2020年よりオンラインレッスンも担当。明るいキャラクターと丁寧な指導で好評を得る。

「ふるさと」
長谷川直志 振付